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立花孝志と山本太郎が共闘する「ディープ・ステート」

Twitterの「賢人」(@munou_sisubesi)は「支持者」についてこう語る。


〈N国の立花孝志党首はれいわや山本太郎代表を肯定していますし、れいわの山本太郎代表も演説で普通にNHKをぶっこわすと同じポーズでやっています。どちらの支持者も既得権益という本当の敵を見誤っていると思いますね〉


既得権打破の政治勢力の支持者たちが、不毛な争いに突入しようとしている。


誰もが「ディープ・ステート」の出現を認識しなくてはならない。


安倍政権も、官邸も、自民党も、立憲民主党も、共産党も、官僚機構も、経団連も、連合も、記者クラブも、NHKも、電通も、ジャニーズも、よしもとも「ディープ・ステート」になりつつある。多くは、そこに気づいていない。


「ディープ・ステート」には右も左もないのである。それを理解すると、N国とれいわ(と維新と無所属の会と国民民主党の一部)の親和性も理解できるだろう。


「ディープ・ステート」が陰謀論で片づけられてきたのは、そこにMSM(メインストリームメディア)が加わっているからだ。


しかし、いまや、YouTubeをはじめとするソーシャルメディアの出現により、ゆるぎない壁は崩されつつある。


今日、日本に出現したのは、いわゆるスピノザ定義の狭義の「ディープ・ステート」ではない。2016年の米大統領選でトランプ大統領が盛んに語っていた「MSM」を中核とする広義のそれである。



この10年、各国の政権交代の主役は、この「ディープ・ステート」と対峙する新型保守政治家にほぼ限定されてきた。そこでは上品さは不要である。粗雑な正直さのみが貴ばれる。

トランプ米大統領、ドゥテルテ比大統領、ボリスジョンソン英首相などがそうだ。その系譜に連なるのが日本では、立花孝志さんだろう。


橋下徹さんの出現は10年早かった。しかし、彼は「ディープステート」の台頭と、その抵抗勢力のやり口をもっとも理解している政治家だ。橋本さんが再起動すれば変わる。


山本太郎さんは、天性の感覚で「ディープ・ステート」に挑んでいる。だが、世界的な時代の潮流は「新型保守革命」(造語)だ。残念ながら、左からは政権を取れない。枝野幸男さんをみれば歴然だ。枝野さんが盛んに「自分は保守だ」と言っているのは、明晰な彼にはそれが見えているから。


N国とれいわ(とかつての橋下維新)こそが改革勢力だ。具体的にいえば、立花孝志さんと山本太郎さんと橋下徹さんが足並みをそろえれば、新しい政治の扉を開くことも可能だ。


5年ほど前、雑誌のアンケート(確か『フラッシュ』?)で「将来の首相に望む政治家は誰か?」と問われたことがある。「1位 橋下徹、2位 細野豪志(か玉木雄一郎) 3位 山本太郎」と答えたのは、上記の理由からだ。


いま、そこに立花孝志を加えたい。


※上杉隆個人の見解です。NOBORDER NEWS TOKYOや『ニューズ・オプエド』の論説等とは関係ありません。


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