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ジャニーズ事務所との20年間の共演NGについて

更新日:2023年9月12日


ジャニーズ事件に関する経緯と現状について



私、上杉隆は、過去にジャニーズ事務所に関する取材を行ってきましたが、その過程で多くの障壁に直面してきました。ここに、その経緯と現状についてお知らせいたします。


1. **2000年のニューヨークタイムズ時代の取材における妨害**

2000年、私がニューヨークタイムズでの取材を行っていた際、ジャニーズ事務所だけでなく、のぞみ法律事務所、フジテレビ、朝日新聞、共同通信から注意を受けました。これらの組織からの圧力は、その後の真実を追求するジャーナリズムの道を困難にしました。


2. **2003年からの共演NG**

2001年、私がラジオ日本、文化放送、TBSラジオなどでのレギュラー番組を持っていた当初から、ジャニーズ事務所のタレントとの共演がNGとされました。2009年には、中居正広さんの番組(ABC)に一度だけ出演しましたが、これは番組制作サイドに情報が伝わっていなかったためで、その後は再び共演NGとなりました。多くのメディアは、この意向に従い、私の出演を制限しました。


3.**2009年に総務省とジャニーズ事務所からの圧力を確認**

2009年、電波オークションの議論が始まり、鳩山邦夫総務大臣の就任とともに、放送行政からの圧力の事実を知ることとなりました。とくにSMAPの草彅剛氏が逮捕された際には、ニュースもみ消しのために、ほとんどすべてのマスコミが、当時の総務大臣へバッシングの矛先を変えるというスピンを行い、元秘書の私にまで被害が及びました。共演NGだけではなく新聞や雑誌の著名人や評論家を利用して、私に対するバッシングが始まったのもこの頃です。


4. **2015年の放送法改正と圧力増加**

2011年の地上デジタル放送開始を機に、さらにテレビ局から入念なパージがありました。桜井俊氏(櫻井翔の父)が総務省事務次官に就任した後(2015年)、私に対するパージはさらに増しました。新聞や雑誌の著名人や評論家を利用して、私に対するバッシングが始まりました。この期間、放送からの追放やパージが最も多く行われました。





私はこれまで、ジャニーズ問題を追及し続けるジャーナリストのひとりとしての立場を崩さずに活動してきました。そのために受けたジャーナリズム活動への妨害は、実に20年以上にも及ぶことになりました。この間『週刊文春』『東京スポーツ』『東京MXテレビ』の3社以外は、ジャニーズ事務所からの上杉隆との共演NGを受け入れていたことになります。


個人では、芸能リポーターの梨本勝氏、衆議院議員の阪上善秀氏、弁護士の喜田村洋一氏の3名が圧力に屈することなく、この問題を取り上げていました。残念ながら2人は鬼籍に入ったため、ジャニー喜多川氏に直接対峙した者は、喜田村洋一氏と私のみになってしまいました。


一方で、のぞみ法律事務所の矢田次男弁護士は、少年たちに多くの被害者がでていることを知りながら、長年「犯罪」に加担し続けてきたことになります。仮に、あの時、私たちの声を拾ってくれたならば、その後の何百人という被害者はなかったはずです。


事実を基にした報道を続けてために共演NGとなったことはとても残念でしたが、被害に遭った少年たちの苦しみからすれば大したことはありません。皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。


上杉隆




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