top of page

上杉隆オフィシャルサイト

  • facebook
  • 上杉隆ツイッター
  • 上杉隆 Instagram

【声明/黒塗り陳述付】光文社「FLASH」AI NOBORDER虚報事件。4年半経過しても裁判所への証拠提出ゼロの悪質。


光文社『FLASH』AI NOBORDER虚報事件について


一、はじめに

2021年3月16日号の光文社『FLASH』誌に掲載された記事「上杉隆『大物ジャーナリスト』の化けの皮」と題する報道は、虚偽と捏造に満ちた悪意ある虚報であったことが確定的になりました。

この4年半にわたる裁判の過程で、光文社側は記事内容の根拠となる証拠を一切提示できず、取材源とされた人物の多くは証言を拒否、あるいは虚偽の証言であったことを自ら認めました。4年半の裁判を通じて光文社は事実を確かめる最低限の取材すら行われていなかったことが明らかになったのです。


二、虚報による被害の実態

本件記事は、上杉隆個人の人格・名誉のみならず、株式会社NOBORDERが長年(2016年実装/商標登録)にわたり開発してきた報道用AIシステムを嘲笑し、破壊するものでした。

当時のNOBORDERのAIは、日本の報道界では初めて生成AIを導入し、一次情報から得た情報を独自のアルゴリズムで自動分析・ニュース配信するという先進的な試みを行っていました。https://www.nobordernews.com/

ニュース番組「ニューズ・オプエド」(2014年開始)で実装された私たちのAIは、世界的にも最先端の生成AI活用システムで(当時)、一部上場企業や自治体をはじめ複数の公的機関・企業でも実際に利用され、その精度と有効性は高く評価されていました。

しかし『FLASH』は、開発運用当事者である私たちへの取材も検証もなく、「ポンコツAI」「詐欺的ビジネス」などの言葉で侮辱し、多くの投資や協力関係を失わせたのです。結果、NOBORDERのAI事業は休止を余儀なくされ、ひとり一企業ではなく、日本社会にとっても国内の生成AI開発の歩みを不可逆的に後退させる結果となったのです。今年カタールで開かれた世界最大のAIサミットの会場で、「NOBORDERの停滞は世界のメディアにとっても損失だった」と言われたほどです。https://aiconference.aljazeera.net/speakers/


三、虚構と悪意の構図

記事の中では、存在しない「証言者」や「当事者」を仕立て上げ、私に関する家庭的・私的領域の虚偽を公然と記しました。「妻子放棄」や「弟の給与ピンハネ」などといった記述は、驚くべきことに、一点の事実もなく、捏造そのものであることが裁判を通じて証明されてきました。

これらの内容は公共性や公益性とは無縁の内容であり、報道の名を借りた人格攻撃、経済的破壊行為です。


四、信頼と名誉を奪われた四年半

虚報の拡散によって、ネット上には「上杉=詐欺師」「養育費を払わない極悪人」などという根拠なきイメージが定着し、私自身のみならず、ともに真実を追求してきた多くのスタッフ、協力者、友人までもが不当な中傷に晒され、会社を去ることになりました。さらにその攻撃は家族にまでも及び、家庭は崩壊し、小さくも幸せな人生の時間は、永遠に還らぬものとなりました。

光文社は、その影響の重大さを認識しながら、虚報が明らかになったいまもなお、訂正も謝罪も一切行っていません。沈黙と時間の引き延ばしの中で、私たちの事業と信頼は不可逆的な損害を受けました。


五、ジャーナリズムの原点を問う

この事件は、ひとつの週刊誌による虚報ではなく、「報道とは何か」「ジャーナリズムとは何か」を問う日本社会への警鐘でもあります。

事実を確かめず、当事者や関係者に取材もせず、存在しない人物と証言をでっち上げる――それを「報道」と呼ぶことはできません。

人生を賭けてあらゆる楽しみや自由を犠牲にして、世界中で事実を追いかけてきたジャーナリストとして、私は自身の身に起こったこの経験を公に残し、同じ被害が再び起こらないようすべての記録を公開します。


六、結びに

光文社『FLASH』による虚報は、報道機関としての倫理を失った行為であり、日本社会に対する裏切りです。

本件をもって、私は、個人として、そしてNOBORDER代表として、「虚報と戦う記録」としてここに声明します。

真実をねじ曲げ、誹謗中傷をもって人を貶めることは、報道ではなく暴力です。私はこの暴力に屈することなく、ジャーナリズムの原点と責任を保ち、新しいNoBorderの仲間とともに再び前に進みます。


2025年10月14日 上杉 隆



 
 
 

Copyright © 2023 UESUGI TAKASHI

bottom of page