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NOBORDER NEWS TOKYO編集主幹に就任しました

  • 2019年6月3日
  • 読了時間: 3分

6月1日よりNOBORDER NEWS TOKYO((NNT)の編集主幹に就任しました。

「編集主幹」は、『ニューヨークタイムズ』や『ワシントンポスト』など海外メディアで置かれている最高編集責任者のポストです。


今回、編集主幹に就任するにあたって、約10年ぶりに経営(組織運営)から離れることを決めました。ニューヨークタイムズを辞めた約20年前からの夢であった「経営と編集の分離」のなされた日本初のメディアの創設を、自らの手で仕上げるための最後のチャンスだと考えています。


これにより、㈱NOBORDERの経営部門では、代表取締役社長を外れて単なる「社主」となります。その一方で、NOBORDER NEWS TOKYOの編集部門の統括としてより健全なメディア作りに専念することになりました。改めてよろしくお願いいたします。


この10年間、(公社)自由報道協会、(株)U3W、(株)NOBORDERと3つの組織の創設と経営を担ってきました。本来の道ではないと理解しながらも、組織運営に人生の時間を費やしてきたのは、ただただ日本の言論空間に多様性と健全性をもたらすという夢を希求したからにほかなりません。


ひとりジャーナリストとして活動するだけならば、1999年からの約10年間のように、そのままテレビ・ラジオや新聞・雑誌などの仕事で大金を稼いでいればよかっただけの話でした。自己利益と自己顕示は十分に満たされ、同業者の誰をも敵に回さず、気楽な人生を楽しむことができたでしょう。


しかし、そうしたジャーナリズムに対する不誠実な姿勢は、わたしの良心に照らして容認することができませんでした。だからこそ、約10年前の2008年『ジャーナリズム崩壊』の出版を契機に、日本のメディアを変えるために、自ら先頭に立って改革の旗を立てることにしたのです。実際、改革のためのチャレンジを続けてきました。


結果、うまくいったこともあれば、そうでなかったこともあります。


とくに2011年の震災後は、その直前の官房機密費報道や記者クラブ批判もあり、身の危険を感じるほどのバッシングにさらされることになりました。 一緒に汗を流した新聞・雑誌の仲間たちや、手を差し伸べたつもりのフリーやテレビ・ラジオの仲間たちから、手のひらを返すような裏切りを受けたことも一度や二度ではありませんでした。 正直、書くことも憚れるような酷い目に遭ったこともありました。


ただ、それによって気づいたのは、哀しい人間の性の確認でしたし、妬みが正常心すら奪うという恐ろしい現実でした。しかし、何より感謝されるはずだという見返りを求めて、温情を施したわたし自身の未熟さによるものが大きかったということに尽きます。


この10年間、やれることはやったと自負しています。いまNOBORDERが続いていることが何よりの証左です。ようやく時代が追いついてきたことを実感しています。


しかし、うんざりするような低俗なテレビやラジオのシャワーの中、ときに日本の将来に絶望することがないとは言えません。興味本位に拠りすぎたためイエロージャーナリズムに堕ちた新聞や雑誌にため息をつかない日がないわけではありません。


しかし、そんな時代だからこそ初心に戻って、NOBORDERという健全なメディアの「編集主幹」として、もうしばらくの間、人生の時間を費やせることを誇りに思います。


日本を救うためにはメディアが変わらなくてはなりません。それには、みなさんの力が必要です。とてもしんどいのですが、一緒に歩んでいきましょう。



 
 
 

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